晴れの日でも、約半数の共働き世帯が室内干しを選んでいる!?
こんにちは、徳島で50年以上家づくりを行っている
セイコーハウジングの元木です。
打ち合わせの際に暮らしの中でのお悩みをお伺いしていると、こんな話をよく聞くようになりました。
「夜に洗濯して、翌朝干そうと思ってたのに、子どもの準備で結局できなくて。また夜に…室内干しのスペースってやっぱり必要ですか?」
共働きで、お子さんがいるご家族から出てくる悩みの中で、洗濯まわりの話は本当に増えました。
長年この仕事をしていますが、ここ10年で明らかに変わってきた実感があります。
制服、体操服、部活着、給食のエプロン ー 翌日に必要なものが、毎日のように出てくる。
「今日は洗濯しなくていいや!」とはいかない洗濯が、週に何度も。
そのうえ、雨の日が続くと、干す場所に困ったり、なかなか乾かなかったり、家の中に湿気やニオイがこもってしまうなんてこともありますよね。
確かに、こんなことが日常茶飯事では、頭を悩ませますよね...

以前は外干し前提で家を設計していましたが、最近のライフスタイルに追いついていないケースも少なくありません。
そこで、今回は洗濯周りのお悩み「室内干しスペースは、どうするの?」という質問について、近年の傾向や設計の立場からわかりやすく解説していきたいと思います。
家づくりの時に家事動線が気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
◎室内干しは「雨の日だけ」ではなくなっている
まず、数字で確認しておきましょう。
積水ハウスが2026年1月に発表した「生活定点調査」によると、晴れの日に洗濯物を干す場所につい「室内のみ」がほとんどの世代において、10年前の調査の約2倍に上昇しました。
特に「アラサー世代(25〜34歳)」と「アラフォー世代(35〜44歳)」の約半数は、晴れの日でも室内干しをしていることが分かりました。
また、フルタイム共働き世帯に絞ると、年齢関係なくほぼ半数となる47.6%が晴れの日でも室内で洗濯物を干しています。
「洗濯物は日光で乾かしたい」という意識も10年前と比べて約10ポイント減少しています。
花粉・黄砂・砂ぼこりを気にする人が増えたことや洗濯機の進化も、室内干しが支持されている背景のひとつだと考えられます。
実際、弊社でも10年ほど前から2階にベランダを設置を希望しない方がほとんどになってきています。「洗濯は外に干すもの」という前提が、確かに変わってきていると感じます。
引用元:積水ハウス株式会社「定点調査から10年前と比較した<衣家事>のトレンドを発表」
◎外干し前提の間取りが、共働き家庭の家事を圧迫!?
では、外干しはしなくてもいいのか?
外干しの場合、晴れた日の洗濯物は気持ちよく乾くし、乾燥機とは違う仕上がりがある。
それは確かだと思います!
ただ、外干し“だけ”を前提にした間取りが、共働き家庭の暮らしと合わなくなってきているのは事実です。
朝に干して、夕方取り込む —
両方が出勤していて、帰宅後に洗濯物を取り込むことになります。急な雨への対応も、仕事中にはできません。
「晴れた日は外に干せばいい、雨の日は室内に」ではなく、最初から両方を選べる間取りにしておく。
それが、長く使いやすい洗濯動線につながると私は考えています。
動線という話で言えば、もうひとつ気になるケースがあります。1階に洗濯機を置き、2階のベランダに外干しする設計です。
洗濯が終わるたびに重い洗濯かごを抱えて2階へ上がり、乾いたら2階で取り込んで、また1階に下ろしてたたむ。毎日のことなので、じわじわと負担になっていきます。
家づくりの時点では「それくらい大丈夫」と思っていても、数年経つと「もう少し考えておけばよかった」とおっしゃる方は少なくありません。
せっかく家を建てるなら、この上下の往復をどれだけ減らせるか、という視点も持っておくことをお勧めしています。
◎徳島の気候は、室内干しスペースを「保険」ではなく「前提」に
徳島で家を建てるなら、気候の話も外せません。
気象庁の平年値データ(1991〜2020年)によると、徳島市の年間降水量は1,619.9mmです。月別に見ると、6月が192.6mm、8月が193.0mm、9月が271.2mm、10月が199.5mmと、梅雨から台風シーズンにかけて雨が集中します。
9月だけで270mm超。3日に1日以上は雨が降る計算になる月です。
しかも夏は汗をかく量が増えるぶん、着替えの回数も増えます。洗濯量が最も多くなる時期と、外干しができない日が重なるのが、夏から秋なのです。
「雨が続いても洗濯に困らないか?」という問いを、家づくりの段階でぜひ持っておくといいかと思います。
◎室内干しスペースのメリットは「安定」
室内干しの利点はいくつかありますが、一番大きいのは「洗濯のタイミングを天気に縛られない」ことです。
夜に回して夜に干す、雨でも台風でも同じリズムで動ける。この安定感は、スケジュール通りに家事を進めたい共働き家庭には、思っている以上に効きます。
それ以外にもこんなメリットがあげられます。
- 花粉・黄砂・砂ぼこりを洗濯物に付着させないこと
- 下着や制服を人目にさらさないこと
- リビングや寝室に洗濯物が広がりにくくなること
- 干す→たたむ→しまうの家事動線を短くまとめられること
住んでから「室内干しにしてよかった」とおっしゃるご家族は、この「毎日の洗濯が安定する」感覚を評価してくださることが多いです。
◎室内干しスペースの注意点—干す場所だけ作っても解決しない
先に重要なことを言っておきます。
室内干しスペースを作ればOKというわけでは...ありません。
室内に洗濯物を干すと、部屋の湿度が上がります。
換気や除湿の仕組みがないまま干し続けると、乾きが悪く、生乾き臭やカビのリスクにつながります。室内干しスペースの湿気トラブルで困っているケースは実は少なくありません。
つまり、室内干しは「場所」だけでなく「乾かす仕組み」まで考えてはじめて成立します。
換気・除湿・動線の具体的な考え方については、次回の記事で詳しく解説していきます。

◎部屋干し専用スペースは必要?間取りを決める前に考えておきたいこと
「室内干しスペース専用スペースは必要ですか?」とよく聞かれますが、正解はひとつではありません。
家族の人数、生活リズム、洗濯の量、敷地の向き、予算などがそれぞれ絡み合います。
脱衣室と兼用で十分なご家族もいれば、独立した室内干しスペースがあることで家事が激変するご家族もいらっしゃいます。
洗濯スペースの使い勝手は、毎日行う場所ということもあり、「住んでから気づく後悔」の上位に入り続けています。
だからこそ、間取りの大枠が決まった後では、家事動線を変えるのが難しいため、早い段階で、信頼できる工務店さんなどに洗濯などの家事動線の話を具体的にしておくことが必要だと私は思っています。
◎まとめ
室内干しスペースは、もう「雨の日の応急処置」ではありません。
共働きが当たり前になり、花粉や黄砂への意識が高まり、夜に洗濯するリズムが定着してきた今、室内干しは暮らしの中心に近い設備になっています。
徳島の梅雨と台風を考えれば、なおさらです。
「ランドリールームは本当に必要?」
「脱衣室と兼用できる?」
「除湿の仕組みはどう考えればいい?」
気になることがあれば、間取りが固まる前に一度、セイコーハウジングにお聞かせください。
家族の生活リズムや洗濯量、敷地の条件をうかがいながら、外干しと室内干しのバランスを考えたプランを一緒に整理するところから始めていきましょう。
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