[小泉 誠さんプロフィール]
1960年生東京生まれ。デザイナーの原兆英・原成光両氏に師事した後、1990年コイズミスタジオ設立。箸置きから建築まで生活に関わる全てのデザインを手掛ける。2003年にはデザインを伝える場として東京の国立市に「こいずみ道具店」を開きリアルなデザイン活動を展開している。

● 元…セイコーハウジング 元木

● 小…小泉 誠さん

● 施…施主様ご夫婦

「まずはじめに現場の土地を見て、小泉さんの印象はどうでしたか?正方形ではない、少し変形の敷地でしたが。」
「敷地については、何とかなるだろうというのはありましたね。それよりも、圧倒的に風景が良い場所だと思いました。眉山が見えて、川も望めて、本当に素晴らしい場所ですよ。」
「設計するにあたっては、どのようにお話を進められましたか?」
「まずは、(施主様に)私の仕事をいろいろと見てもらったほうがいいかなと思いました。これまでに手がけた物件を一緒にいくつか見てまわって、その中で『こんな感じが好き』というイメージが共有できたのが良かったです。」
「施主様のご希望はどのようなものがありましたか?」
「(私から施主様に質問したのは)基本的な部屋数がどのぐらい欲しいとか、それも数字だけじゃなくてどうしてそれが必要なのか、また子ども部屋のあり方についてなどをうかがいました。希望としては将来的に(子ども部屋を)分割できるようにしたいとか、前提にあったのはそのぐらいですね。」
「図面を最初に見て、施主様の印象としてはいかがでしたか?」
「最初に2つのプランを持ってきていただきましたが、両方の説明をうかがって、長方形が2つ重なったような今のプランを選びました。テラスの使い方に夢が広がったのが理由ですね。」
「天気の良い日にテラスに出れば最高でしょうね。」
「2階がリビングになるので、テラスで子どもたちを遊ばせていても目が届くし、いつでも外に出られるのが魅力的でした。」
「2階リビングは最初から考えられていたんですか。」
「1階リビングにするか迷ったんですが、2階からの風景が本当に良いので、そこでずっと居られるようにしたいと思いました。」
「やはり、風景はかなり意識されているんですね。」
「そうですね、意識といえば、(敷地の前にある)鉄塔を風景から見えないようにしたかった。まずは鉄塔を隠すこと、それが今回の開口を計画するにあたって大きなポイントになっています。」
「これは本当に完成が楽しみですね。現場監督の森も熱が入っていますよ。」
「今回、セイコーさんに施工をお願いさせていただいたのは、事前に元木社長や森さんと会っていて、人柄を知っていたので。今もほら、(家づくりについて話していて)幸せな感じになっているじゃないですか。そういう感覚ってすごく大切だと思ったからなんです。」
「小泉さん、ありがとうございます。」