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公示地価の発表

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3月19日に全国の公示地価が国土交通省から発表され、翌20日付の新聞に掲示されました。

これから土地を買って家を建てようという方にとっては、関心が高いことでしょうから、ご覧になった方は多いでしょう。

1903公示地価発表

私たち宅地建物取引業者が、土地を売買するときに最も参考にする土地価格であり、賃貸やオフィス需要が高いところ以外では、価格査定するときにこの価格をもとにして算定します。

標準地として定められた土地の、1月1日時点での価格を3月20日前後に毎年発表されるようになっていますが、半年後に発表される基準地価と併せて、土地価格を語るときになくてはならない指標でしょう。因みに県内で発表される標準地(公示地価が発表される地点の土地)は、市街化区域内で住宅地が104か所、商業地30ヵ所、工業地8ヵ所の全部で142か所です。

 

今年の公示地価は、全国的に見ると、下がり続けていた住宅用途の土地がマイナスからプラスに転じる、上昇という状態に27年ぶりに変わりました。ただ、これは全国を平均した数字ですので、徳島県も上昇に転じたというわけではありません。県全体の住宅用途の傾向は0.3%の下落です。

下落率は小さくなったものの、全体としてはまだ下降を続けていることになります。

しかし、これも県全体の平均です。市町村単位で、プラスになっているのが、1市4町。

北島町が0.3%プラス、徳島市、藍住町が0.2%プラス。松茂町・石井町が0.1%プラス。となっており、他はマイナスです。牟岐町3.7%、美波町3.2%、三好市2.6%、美馬町2.4%それぞれ下落となっていて、県南部。県西部の下がり方が大きくなっています。

 

徳島市で見てみると住宅地で最も値上がりが大きかったのが下助任町一丁目7番が3.5%の上昇で、次いで南前川町3丁目の2.2%、北常三島町3丁目の1.9%、新蔵町の1.5%と続いていきます。値下がりの方は大きい順に行くと、入田町笠木の1.4%、津田町1丁目と大松町大久保の1.2%、多家良町中筋の0.5%の下落と続きます。郊外の方は値下がりが続いていますね。

 

当社がある北矢三周辺はどうかというと、南矢三町2丁目で0.1%の上昇、北矢三町4丁目は0.0%で変わらずなので、ほぼ横ばいと言えるでしょう。また田宮の方は北田宮二丁目で0.6%の上昇、南田宮1丁目で0.7%の上昇ですから、矢三から田宮にかけては若干の値上がり傾向が出てきたかなという感触です。

 

この値上がり傾向に入ったとはいっても、バブルの時の地価にV字型回復に向かうかというと、それはないといえます。地価が大幅に上がる要素はないからです。ただ、長らく続いた土地価格の下落は市内中心部に関してはもう止まったという事だけは言えます。ですから、これから土地を買って家を建てようと、土地探しをしている人は、「少し待てば土地はまた下がる…」というような感覚は捨てなければいけないという事です。条件のいい土地は少しずつ上がっていくかもしれません。

消費税10%に移ってから建てようと考える人もあまりのんびり構えないほうが良いと思われます。

不動産部 平忠彰