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今、家を建てようと思っている人たちへ 第1回

世の中の動き 仕事上で思うこと 最新情報 知っ得情報 知識・教養

今日から6回にわたって「今、家を建てようと思っている人たちへ」と題して、今、家を建てよう、建てたいな・・・・と漠然と思っている人たちへ向けてメッセージを出そうかと思います。

 

最近土地探しから家を建てようとしているお客様と話をすると、皆さん、いろいろなことを聞いてくるんですよね。市内の売土地の状況やその価格や、出回り方といった不動産情報だけでなくて、消費税のこと、そしてそのUP分を軽減させるための国が出している対策、ローンの事、今建てるべき家のことなどたくさんの質問を受けます。

そんな方々と話をしていて、家を建てようと思って動いている方は、たくさんの情報を取ろうとして、その情報に振り回されて、大変だなと感じていました。今年の日経新聞の元日特集で「住宅知っ得TOPICS7」という非常によくまとめられている記事を読みました。家を建てるにあたってこれだけのことは、知っておいたほうが良いなという事がまとめられていましたので、その記事をもとに、徳島の事情を少し、加えて文章化しましたので読んでみてください。

決して、当社の家を建ててくださいと勧奨するようなセールトークの文章ではありませんので、安心して読んでいただければなと思います。

 

内容の順序は日経新聞の記事の順番に即しています。日経新聞の記事は、WEB版購読者ならば記事検索で読めるので、興味のある方は、ネットでご覧下さい。

<文中の図・グラフは全て日経新聞の記事中のものを使用しています。>

 

 

「今、家を建てようと思っている人たちへ」

目次

第1回、2019年の世情、住宅市場

第2回、消費税UPをどう対処するか?

第3回、住宅ローンの状況はどう見るか?

第4回、家を建てる上での考え方①    土地から購入する場合

第5回、家を建てる上での考え方② 今、建てるならどんな家?

第6回、今の家は長持ちします。老後のことも考えましょう。

 

第1回、2019年の世情、住宅市場

災害に明け暮れた2018年が終わりました。今年は5月から年号も変わり、新しい時代が始まろうとしています。様々な事情や思いを抱きながら、「今年、家を建てよう」としている人がいると思います。家を建てるという思いの実現へ向けて具体的に何か始める前に、土地や住宅が今、どんな状況の中にあるのかを確認しておくのも大切だと思いますので、少し、現状を確認してみましょう。

 

まず、土地の状況です。

関東は、東京を中心に2020年のオリンピックへ向けて、建設ラッシュが続くこともあって、土地はかなり値上がりの傾向に入っています。大阪、名古屋、などの大都市圏も、そして札幌・仙台・広島・福岡という地方の中核都市も地価は上昇傾向です。

 

しかし、四国をはじめとして、中国、北陸、中部というような地方圏は値下がり傾向がまだ続いています。徳島に限って言えば、全体で2%弱くらいの値下がり率です。ただ、市内の一部では地価の底付きが見られ、一昨年位から横ばい状態に入ったところもあります。

地元、徳島市に限って言えば、これから大幅に土地が下がることももちろん上がることもないかなという状況です。

 

住宅の状況はどうなっているでしょう。

日本人の平均寿命はどんどん伸びていって、平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳(2017年統計)となりました。あくまで平均ですから、90代の人が周辺に多くいても珍しくない時代となっています。人生100年という時代も、すぐに来ることでしょう。

 

そんな長生きをする多くの人々にとって、住んでいる住宅というのが唯一の財産という人が少なくないですね。仮に65歳で定年を迎えても、その後20年程も生きていかねばなりません。職がなく、年金収入しかない状態で。しかし、いざという時に持ち家であれば、売却してまとまったお金が手に入るかもしれません。

 

しかし、時代は過疎、そして人口減少です。このまま減少が進むと徳島県人口は2040年には、自治体維持限度の60万人を切るといわれています。年老いてから、お金を手にしたいと思って、自宅を売却しようとしても、周辺に住む人の少なくなった郊外の家では、買い手はなかなか見つからず、売れないまま年を重ねるしかないかもしれません。

また、市内の発展性のある場所に建てた家でも、気密・断熱性能の低い家、耐震性の低い家など、性能の低い家を建てていた場合、その家はなかなか売れず、売却が難しい、資産とは言えない家になるかもしれません。

 

現在、新しい家の建て方は、2009年の長期優良住宅認定制度の始まり以来、きちんとメンテナンスをすれば、100年でも持つような建て方に変わってきています。長期優良住宅の要素を持った家なら、40代までに家を持ったとして、65歳を過ぎ老後と言われる世代になっても、まだまだ家の寿命は来ていません。売買市場に出すときは、インスペクション(建物状況検査)をした上で、保持できている性能に見合った価格がつくことでしょう。

 

そんな状況を把握した上で、より資産価値の高い家づくりをするには、どんな家を建てたらいいのでしょう。また、家を建てる前に、ほとんどの人が購入する金融商品、そう、住宅ローンの現状はどうなのでしょう。そして家の寿命が延びるという事は、そこで暮らす住人が変わる可能性も高くなります。年代に合わせた買い替えのライフスタイルも出てくるかもしれません。買い替え対象の家として、また、子供世代に引き継ぎやすい家という風に考えるとどんな家の建て方が良いのでしょうか?

全国地価動向

不動産部 平忠彰