コロナでの自粛明けに居酒屋で交わされる2人の会話

A男:「よぉ~、えっとぶりやの~」

B男:「ほうよ、どんくらいになるかのぅ?たしか、前飲んだんが、2月やったか、ほな4か月ぶりやのう~」

A男:「やっとまた、おまはんと飲みながらつべくそ言えるようなったわ~」

B男:「まぁ、まぁ、ほなとりあえず、一杯いこか~」 ☆カチ~ン

A男:「プふァ~、やっぱ、うまいのう。仕事帰りのビールの一杯。これよ、これがないと仕事終わった気がせぇへんけんなぁ~」

B男:「ほなぁ、2月からずっと飲まんかったんかぁ~?」

A男:「いんにゃ~、家で時々飲みよったがのう、嫁は酒飲まへんし、子供は『酒くさぁ~い』言うてすぐどくれるけんのう、なかなか気分ように飲めんのよう。」

B男:「ほぅ、そりゃ、うっといことやなぁ~。子供はいくつやったかのう?」

A男:「上のねぇちゃんが中2で下の大将が小4じゃ」

B男:「ほな、かわいい盛りは過ぎたのう」

A男:「ほうよ、近頃じゃ、おせみたいなこと時々言いよって、おぶけてまうわぁー」

 

B男:「仕事は、どうでぇ~?コロナの影響があるんとちゃうん?」

A男:「もろに受け取るなぁ、車関係はかなり深刻や。ほいでも、うちの親方の会社は赤字にはなってない言うて、テレビでも発表しとったわなぁ。おっつけ、業績は回復してくるんと違うかのう。それより、変わったんは、働き方よ。わしの仕事は、おまんもよう知っとるように、車の部品製造の為の図面引きやけんなぁ、4月から自宅で、仕事しよんよー。会社からの指示でリモートワークってやつや。」

B男:「ほおぅでぇ~。家で仕事かぇ~?おまはん、マンションやったよなぁー。」

A男:「ほれよぉ~。マンションやけんな、家で仕事するったって、わしが座る机も椅子もないんやで~」

B男:「ほな、どないしよんでぇ~?」

A男:「昼は中学生のおねぇちゃんが学校でおらんけん、机とパソコンを借りてやっとるがな」

「ほいでも、夕方はよう帰ってきよったら使えんようになるし、使ってもかんまん云う時も机   の引き出しは絶対空けるなぁ~言うてうるさいしなぁ」

「リモートワークも、通勤せんでええだけで、なんちゃええことないでよ~。きにょうも会社の上司に、家で仕事するんはもうこらえてつかい言うたとこよ。」

B男:「ほぅ、ほいでこらえてくれそうなんかえ~?」

A男:「いんや、あかんな。なんや、こんコロナが落ち着いてもなぁ、リモートワークでできる仕事の部門は、週に2日ほどは出社してもかんまんけんど、そのままリモートワークを続けてくれぇちゅう話よ。ネットの環境や、パソコンなんかは会社が支給してくれるんやけんどなぁ」

B男:「ほな、やっぱ働き方が変わってくるんやなぁ」

 

 

 

A男:「ほいでな、今日、おまんを呼んだんは、飲みたかったことも有るんやけんど、決心がついたけん、相談しよう思うてな」

B男:「何の決心やぁ?」

A男:「わしもそろそろ、家、建てよう思うてんねん」

B男:「ほう、とろこいおまはんでもやっとその気になったんか?」

A男:「ふん、とろこいはよけいじゃ」

B男:「ほなかて、うちんくができてもう10年やぞ~。わいが家建てるときに、『おまはんもそろそろ考えんといかんのとちゃうんか?』いうたら、『ほんなん、わし考えたこともないわ~』『まぁだ、若いのに、今からほんな、人生決めつけてしまうようなことするやなんて、気が知れん』言うて、わしをほうけにしとったやないかい。」

A男:「いんにゃ、ほうけにしとったわけやないで。ほんまにほんなん考えるんがしんだいなぁ~とおもとっただけや」

B男:「ほな、いまごろ、ほないなこと言いだしたんは、どういう心境の変化じゃ?」

 

A男:「いや、ほれが今の話やんかぁ~」

B男:「今の話って、働き方が変わるっちゅう話か?」

A男:「ほうや、この先ずぅ~と、家で仕事をすることになるかも知れんのやでぇ~。寝る部屋以外に、落ち着いて仕事できる場所を家の中に作らねゃあかんねん。そうなると、賃貸で今より広い部屋借りる言うたら、3LDKか4DKで今より1部屋広いとこ借りねゃあかん。ほうなると家賃7万、8万以上になるんやぁー。ほれだったらよぉ~、住宅ローン組んで家建てたほうがええやんかぁ」

B男:「なぁるほど、ほやけんかぁ~」

A男:「わい、勤めが藍住やろ~、ほれに嫁の仕事は中央の郵便局よ。ほなけん、矢三や田宮のあたりがええんやけんどな。この辺りでええ土地ないかいな?」

「やっぱ、不動産屋いかんと分からんかのぅ?どこぞ、えぇ会社、知っとうでぇ~?」

B男:「矢三、田宮で土地捜すんなら、あすこやなぁ。ほれ、名前が出てこんわぁ~。わしがこんまい頃からずぅ~と、やりよるところよ。ほれ、田宮街道から四国三郎橋へ行く道があるでぇー。その角ンところに、レンガ色した建物で建っとるとこよ~。」

A男:「あ~、あのインディ~ズいうバイク屋のある角やなぁ。」

B男:「あ、そのバイク屋は、川内に替わってもうて、今はないけんど、その角んところよ」

A男:「あぁ~、分かった。セイコーハウジングよ」

B男:「ほれほれ、ほこよ。矢三、田宮ではもう相当古いけんなぁ。ほこに聞いたら大抵わかるんとちゃうでぇ~?」

A男:「ほうでぇ~、ほな明日にでも行ってみるわ~。やっぱ、おまはんに聞いてよかったわぁ~」

B男:「え、なに、もういぬるんかぁ~」

A男:「コロナが流行ってずぅ~と、はよ帰る癖がついたけん、ちょっと遅いとすぐよめはんの機嫌が悪いんよ~。また今度、ゆっくり飲ましてもらうわぁ~」

B男:「ほうかぁ。そりゃしゃあ~ないなぁ。まあ、とにかく、その会社に行ってみ~だぁ。わいも、も一杯飲んだらいぬわぁ~」