気になるキーワードで検索してください。

「失敗しない土地探しの秘訣」第14回  こだわり

ブログ 世の中の動き 仕事上で思うこと 個人的意見 最新情報 環境問題

皆さん、こんにちは。不動産部の平(たいら)です。

前回までの一連のブログ、記憶に残ってますか?「失敗しないための土地探しの秘訣」というテーマで全20回の予定で書き継いでいますが、今回はその14回目に当たるブログです。お役に立てていればありがたいのですが……。

 

前回までに、土地探しの上で、自分で決めるべきことを書いてきました。それが5つ有ると書きましたが、今日はその5番目のことを書きます。

 

前回までの4つの事は

第1は、No2~No8で書いた資金計画

第2は、土地に対する希望条件の列挙と選択

第3は、夫婦間の価値観の摺り合せ

第4は、すまいでの生活の中心者の移り変わり

 

最後の5番目は、あなたの[こだわり]です。あなたのそして家族の、どうしてもこれだけは、という拘りです。前々回に価値観の摺り合せをした時にいくつもの希望条件を出したと思います。その中で優先順位の一番にきたものが、あなたの拘りだと言っても良いでしょう。そしてその時に奥様も同意してくれたなら、それがご夫婦の拘りです。

 

 しかし、違っている場合が多いから、無理に一緒にする必要はありませんよと書いていたはずですが、奥さまの優先順序の第一があなたと違っているのなら、それを奥さまの拘りとして挙げて置いて下さい。

 そしてお子さん達にも、こうしてほしいという一番の条件を、一つだけ出してもらっておくといいですね。

 

この、最も優先度の高いこだわりを、ご自分はもとより、奥様やお子様のこだわりを、たった一つでも満たせていたら、家や土地の満足度は非常に高くなります。土地のことで多くのことを妥協しなければいけなかった場合でも、家づくりにおいて、この自分たちの最優先のこだわりを実現できるとしたら、迷っていても決定することができるんです。但し、これは土地への拘りというわけではなく、家造りに於ける拘りと捉えて下さい。土地への拘りを全部実現しようとすると、やはり、相反する条件になる事が多く、結局決らなくなってしまう事が多いです。

 

『奥さまのご希望を優先し、○○町に土地は決めたけど、自分の拘りだった、書斎を持つという事は実現した・・・』となると御主人の満足度も上がるでしょう。

 

 そうです。だから、土地探しをしている時は、それと並行して建物の事も、ハウスメーカーや工務店でプランニングしていくのが理想です。どうしても土地で希望が適わないという場合は、建物の方で、自分たちの希望を、それも最優先の希望をひとつだけでも実現するプランにすると、振り返った時に後悔が大きくなるようなことは決してないでしょう。土地と家は切り離して考えるものではなく、土地選びは即ち家造りに直結していると言えます。

 

ここで一つだけ私見を書いておきます。あくまで私個人の気持ちの問題ですので読み飛ばしてください。。当社へ来られる土地探しの方、或いは家を建てたいと言って来店される方の大半は、現在、20代後半から30代前半の方です。この年代の方々に、上に書いたような「家や土地へのこだわり」は何ですか?と聞くと、多くの方が真っ先に、「お金」のことを挙げられます。それ以外はあまり考えていないという方さえいらっしゃいます。

「土地総額で1000万、建物総額で2000万 併せて3000万位内で建てられませんか?」というようなことを最初にお伝えになる方が非常に多い。

たしかに「お金」にこだわらないと、建てることはできない。無い袖は振れない…というのは事実で仕方ないでしょう。話をする中で私も必ずお聞きする要点でもあります。しかし、だからと言って、家や土地の事を考えるときに、それを真っ先に挙げて、他の事をあまり考えていないというのは、どうなんでしょう。

 

家へのこだわりを聞かれて、「お金」の多寡だけを云々されるのは、訪ねる方としては寂しく思います。おそらく一生に一度か二度しか機会を持たない、自分が住む家を建てようという時に、考えてるのはお金だけですか?

もっと他に、こだわるべきことがありませんか?南海大地震が確実に来るといわれているこの時期に、耐震性にこだわらないというのもおかしいし、これだけ地球温暖化が騒がれ、省エネやエネルギー転換が叫ばれている時に、家の断熱性にもこだわらない、省エネ設備にも無頓着・・・・・これはおかしいと思います。

 

 

いや、ごめんなさい。お客様を責める気はないんです。でも、あまりにも社会や環境に対する意識が薄いと少々怒りにも似た気持ちが沸いてしまうのです。許してください。

 カッコを付けて言うのではなく、家というのは、その人の財産であると同時に、社会の財産でもあります。耐震性や断熱性、或いは環境に対する負荷を、自分の予算の許す範囲でこだわって建てたいという人が一人でも増えてくれると私はうれしく思います。偉そうなことを言うのでなく、一生に一度の買い物をするんですから、もっと広く情報を取って、学習をしてほしいと思います。どうかお願いします。

 

次回は、同じ土地を買うのに、少しでも安く買う方法があるという事を話したいと思います。 ではまた。

 

 

株式会社 セイコーハウジング 不動産部 平忠彰